2月最後の日、寝雪を溶かす大雨の中、富士の裾野の不二聖心女学院に出向きました。
今回のミッションは、中学3年生の宗教の授業の総仕上げで、生の演奏の体感を通して神様からのメッセージを伝えること。
実際の授業担当教師がたまたま私の従弟だったため、彼の発案から実現にこぎつけるまでわずか2カ月。私の歌声を知っていてくれる従弟が生演奏の魅力でメッセージの本質を生徒に体験させる目的と、そのような使命にかかわることこそ、私の役割と考える双方の波長が、ピタリと出会った瞬間でした。アルカデルトのアヴェ・マリアから始まり、ヘンデルのメサイアからや、アメリカのコンテンポラリーなHymnまで約7曲。 曲と詩の持つメッセージの媒体となる作業はいつもの通りですが、さらに、大きな導きや支えも感じるひとときでした。この体験が、生徒たちの心のどこかで、響き、熟成されていくことを祈ります。